宮迫さんらに処分 闇営業
吉本興業から雨上がり決死隊の宮迫さんら芸人に謹慎処分が出された。
例のカラテカ入江さんが仲介した、振込め詐欺師の忘年会に参加した件。
当初、参加した芸人は口を揃えて、反社会勢力の集まりとは知らなかった、お金を貰っていなかったと言っていた。全員が同じように言っていたので、口裏を合わせていたんだろうなあ。
結果として、吉本興業の調査によって、実はギャラを受け取っていたことが判った。
そのための処分。
もともと、他の芸人や芸能人がノーギャラはありえないだろうとの発言が多かった。
中には本当にサプライズでノーギャラで参加する明石家さんまさんのような人もいるけど、それは単独での参加ですし、相手もよく知っている人でしょうね。
今回は参加した芸人の人数も複数であったし、相手もそれこそ入江さんの誕生パーティーならまだ分ります。知らない人達が沢山いるこのような会に複数参加していた時点で、殆どの人は絶対にギャラを貰っているだろうとは思っていました。
吉本興業も謹慎の理由は嘘の報告や反社会勢力だとしているけど、実はこの闇営業、お金を取っていたというところだったのでは?まあ、それがそうでしょうね。マネジメント料で成り立っている会社ですから、闇営業を許していたら会社が成り立たないですよね。
ところで、我々探偵の仕事でも今回と似たようなことがあります。
調査の時、人間がやることなのでそりゃあ失敗する
こともあります。そういう時は包み隠さずに正直に
クライアント様には報告して、謝り、その日の分の料金はカウントしなく、再度やり直しをさせてもらっています。ただし、タクシーに対象者らが乗り、我々もタクシーを拾い追っていたけど、運転手運が悪く見逃したり、信号に引っかかってしまって追えないような 場合は、見逃すまでの時間はカウントさせて頂きます。でも、それまでの状況次第ではその日は全部やり直しすることもあります。
だから、全然お金が残らない。
しかし、これはプロとしてのプライドや、再度調査をしたらきっと上手く行くだろうとの弊社の調査能力に対する自信からの対応でもありますけどね。
正直に報告したら当然、クライアント様には怒られますよ。また、それで調査打ち切りになる場合もあります。だから、他の探偵は誤魔化すところが結構多いです。そのために、弊社は出来るだけ状況報告をしています。その結果、失敗したことを誤魔化しようが無くなります。状況報告するのは現場も負担が大きいし、
僕も自分の首を絞めるような感じになりますが、誤魔化して後からバレた時の損失の方が遥かに大きいです。
実際に正直に報告したら、あなたは信用出来るから今後もお願いしますと言われたことがあります。
今回の件も、反社のパーティーに参加したことも、
闇営業も当然悪いですが、最も良くないのは、初期の
時点で嘘をついたことでしょう。
お金は受け取っていないと。
しかも、公表されているニュースを見たら、
宮迫さんは、
間接的にもらったものと言い訳していますが、
いやいや、途中に入江さんが入っているのに、
ギャラを直接貰う訳ないですよ。
この後に及んでまだ嘘をついている。
正直に闇営業が吉本にバレたくなかったと言えば良いのに。
また、ロンドンブーツの田村亮さんは、相方の田村淳さんが、あいつは僕には今まで一度も嘘をついたことがないから今回も信じていると言った信頼関係も裏切ってしまった。
ここにきて、反社の件は知らなかったと言ってますが、大勢の詐欺師たちが参加していたはずです。
絶対に変だな、怪しいなと思ったはずですよ。
逆に全く誰も、違和感無かったなら、そこにいた
芸人全員ポンコツでしょう。
振り込め詐欺師とは思わなくても、悪い事をして稼いでいる連中だくらいには思っていたはずですよ。
僕は自慢じゃないけど、怪しい交流会に参加したら
直ぐに気持ち悪くなり、ほとんど名刺交換しなくて帰りますよ。
とにかく、今回の件は
危機管理に対する考え方の甘さと、
失敗した時にダメージを最小限にすることの重要性と、
なんと言っても、正直に誠実に仕事をすることの大切そを再認識した出来事でした。